ワンポイントアドバイス


倍率が高くても、よく見えるわけではありません。

大きく見えることと、はっきり見えることは違います。倍率が高くなると像は大きく見えます が、実視界が狭くなって目標が探しにくくなり、また手ぶれの影響も大きくなります。倍率は高ければいいという単純なものでなく、用途に応じた使いやすい倍率を選ぶことが大切なポイントです。


レンズコーティングで変わる像の見え方。

光はレンズやプリズムを通る時に反射して、その量が減り像が暗くなります。この光の量の減少を防ぐのがレンズコーティングです。何層にもコーティングしたマルチコーティングは、特に優れた効果があり、より明るくはっきりと像がみられます。

コーティングなし/マルチコーティング

ひとみの大きさと双眼鏡の用途。

双眼鏡のひとみの大きさ(ひとみ径)は[対物レンズ有効径]÷[倍率]で算出でき、ひとみ径が大きいほど明るい像が見られます。原則として人間の瞳孔径より大きなひとみ径を持ったものがよいのですが、人間の瞳孔径は明るさによって大きさが変化 します。このため、明るいところで使う双眼鏡ならば、人間の明るい場所での瞳孔径(2~3mm)以上のひとみ径をもったものがよいでしょう。逆に暗いとこ ろで使う双眼鏡ならば、人間の暗いところでの瞳孔径(5~7mm)以上のひとみ径をもった双眼鏡を選ぶことが大切なポイントです。

人間の瞳孔径は2~3mmぐらいなので、7×20などひとみ径が2.9mmの双眼鏡で十分な明るさが得られます。

ひとみ径が2.9mmの双眼鏡の場合

人間の瞳孔径は5~7mmぐらいになり、ひとみ径が2.9mm程度の7×20などの双眼鏡では暗く感じてしまいます。

ひとみ径が7.1mmの双眼鏡の場合

人間の瞳孔径より大きい、7.1mm程度のひとみ径をもった7×50などの双眼鏡なら、薄暗い場所でも十分な明るさが得られます。


上手に使うためには、用途を考えて。

双眼鏡を上手に使うためには、用途に合わせて選ぶことも大切です。一般的には6~10倍位の物が使いやすいとされています。そして、観劇などなら携帯性も大切な要素です。また、ホエールウオッチングなどの場合は、生活防水仕様のものがおすすめです。スポーツ観戦など動きの早いものを見るなら、ピント合わせのしやすいものがよいでしょう。購入の際には、使用目的などを含めて取扱店にぜひご相談ください。


眼鏡にも大切な「ひとみ」があります。

双眼鏡のひとみは、接眼レンズを30cmほど離して見ると現れる明るい円形です。レンズの精度が高いほど、ひとみが正円形で周辺に影ができません。ひとみは品質レベルのチェックポイントです。

ケラレのないひとみ/ケラレの生じたひとみ

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