
ホーム > 製品紹介 > 工事写真用 > 工事写真の現場 > 整理術&管理ポイント!:活用レポート(小岩井第二配水地築造工事編)

小岩井浄水場は入間川から取水した水を沈澱/濾過し、送水する飯能市上水道の基幹施設だ。
貯水能力増強を目的に2基目の配水池築造が行われている。造成工事がほぼ終盤の同現場での撮影、写真管理作業を追った。

写真左から、三井住友・西武・加藤建設工業特定建設工事共同企業体・飯能小岩井作業所・工事主任・村上茂氏(西武建設)、同現場代理人・監理技術者・廣瀬友明氏(三井住友建設)、同所長・小宮正行氏(三井住友建設)。
小岩井浄水場の敷地は境界フェンスで仕切られており、工事写真の撮影ポイントはごく限られている。日ごとの工事進捗を記録するため、廣瀬氏が定点撮影を行っている個所もコンクリートの擁壁を上ったわずかなスペース。フェンスを背にして28mmの広角レンズで撮影を行うが、ファインダー内に全景は収まりきらない。

工事全景を撮影する廣瀬氏(左)。分割して撮影し、事務所でさっと合成しているが、撮影時に明暗の差が出るなど苦労が多い(右上)。パノラマ写真を作成するソフトもあるが、そこまで手を掛けられないのが実情。その点、カメラ内で簡単にパノラマ合成できる工事用デジタルカメラ「μ(ミュー)1030SW 工一郎(こういちろう)」は便利だ(右下)。
事前の地盤調査では複雑な地質構造が見て取れた。掘削工事をほぼ終え、山留め工や法面保護工が佳境を迎えつつある現場では、杭打ち機が山留め用のH形鋼を打ち込んでいる真っ最中だ。粘土質の法面はモルタルを吹き付ける直前の状態。撮影翌日にはモルタルで覆われる。

杭打ち機のスクリューから上がってくる掘削残土は、地質をより詳しく知るのに役立つ。

法面は金網で覆ってアンカーで固定し、モルタルを吹き付ける。アンカーやスペーサーの施工本数を記録する。
撮影を終えた造成現場全景、山留め工や法面の写真は、「蔵衛門御用達(くらえもんごようたし)」で整理する。廣瀬氏はかねてから御用達一筋。手になじんだ愛用の工事写真管理ソフトだ。
飯能小岩井作業所に詰める技術者はベテランぞろい。「何でもかんでも撮ればいいってものじゃない。撮る目標をきっちり決め、整理する手間も考えて枚数を絞って撮るのが基本」と小宮所長。廣瀬氏も「まず全景で状況を押さえて、次は詳細がわかるよう部分を撮る。黒板がなくても内容がわかる写真がベストだ」と工事写真には一家言ある。
御用達に取り込んだ写真はExcel連携機能を活用して、手際よく工事写真情報を入力するのが廣瀬氏の流儀だ。廣瀬氏が注目するのは御用達の検索機能。重複する写真を本棚の全アルバムから検索したり、複数の工種を横断して写真を探し、新しいアルバムに抽出する機能など、強力かつ柔軟な検索機能はWindowsの検索機能を優にしのぐ。今後、極めたい御用達の機能だという。

フォルダを本棚にドラッグ&ドロップしてアルバムを作ったり、アルバムの背にフォルダをドラッグして写真を追加できるダイレクトな操作感覚が気に入っている。

蔵衛門御用達9の画像を検索機能には[工事写真情報で検索]のほか、[文字列を検索][ファイル名で検索][同一画像を検索][要領・基準(案)に準拠しない画像を検索]がある。

①工事用デジタルカメラ「μ1030SW 工一郎」のパノラマモードで撮影した現場全景。継ぎ目のない美しいパノラマ写真を簡単に作成できた。②③残土の地質は地盤改良工事の重要な情報だ。④法面に打設された主アンカーと補助アンカー。⑤施工後の法面。⑥現場に搬入された地盤改良の固化剤の検収写真。