OLYMPUS Your Vision, Our Future

OLYMPUS IMAGING

ホーム > 製品紹介 > 工事写真用 > 工事写真の現場 > 整理術&管理ポイント!:活用レポート(京王線調布駅付近連続立体交差工事編)

工事写真の現場 工事写真スペシャルコンテンツ

活用レポート(京王線調布駅付近連続立体交差工事編)

京王線調布駅付近連続立体交差工事

東京都のほぼ中央、都心にも近い調布市で9年に及ぶ大工事が進んでいる。
市中央部を東西に走る京王線を地下化。踏切をなくし、交通渋滞の解消、軌道跡地利用による活性化を図るというものだ。
第6工区を単独施工する戸田建設での写真撮影と管理シーンを追った。


写真左から、調布駅付近連続立体交差工事(土木)第6工区・京王調布工事事務所・工事技術員の吉田裕氏、同・澤村淳美氏。第6工区は京王相模原線の地下化工事、品川通りの立体化と品川立坑の構築工事からなる。

Report

デジタルカメラの耐久性が試される荒天下の現場写真撮影

撮影を行ったのは京王線・調布駅地下から掘り進んできたシールドマシンが折り返し、再び調布駅へ向かう回転用の立坑部。頭上は京王相模原線の軌道だ。
天候はあいにくの雨。トラフガーダーと呼ばれる大型の仮設鉄道橋から時折、伝い落ちてくる雨だれ、強風で吹き込む雨粒。厳しい屋外の工事現場で、工事用デジタルカメラのタフさ、実力がいきなり試されるシチュエーションとなった。

写真撮影は機械を一時停止させてから慎重に行う。光量が不足気味の坑内ではフラッシュを使いたいところ。だが、雨粒が光に反射して映り込んでしまうのが悩みだ。

屋外の工事現場は、精密機器であるデジタルカメラには厳しい環境だ。防水/防塵構造が搭載された工事用カメラなら安心して撮影できる。

黒板が使えない接写で被写体の記録を残したい

全体の施工状況を撮影する引きの写真に加え、現場ではリボンテープやノギスを当てた出来形写真、測定計器の目盛りや数値を記録する寄りの撮影シーンも多い。
坑内の山留め壁を支えるため格子状に組まれているH形鋼製の切梁(きりばり)。その切梁を突っ張る油圧ジャッキにかかる圧力を計測、表示する土圧計のメータを接写してみる。重機に貼られたステッカーもカメラのマクロ機能で撮影した。

黒板を使えない接写写真では撮影後、詳細がわからなくなることも。野帳にいちいちメモするのは面倒でも、カメラの音声メモ機能を使うと簡単で確実だ。

新たに搬入された重機は全体像のほか、排出ガスや騒音基準の適合ステッカーも撮影して記録に残しておく。

取り込み用アルバムを作って現場写真を効率よく整理する

「蔵衛門御用達」に取り込んだ土圧計写真のアイコンをクリックすると音声が再生された。澤村氏が「μ(ミュー)1030SW 工一郎(こういちろう)」の音声メモ機能で吹き込んだものだ。黒板を置けなかったり、遠方から撮ることも多い現場では特に有効だと鏑木所長、澤村氏は評価する。写真整理では、Windowsの[縮小版]表示は一覧画像が小さすぎて作業がはかどらないこともある。そこで御用達に取り込み用のアルバムを作成し、撮影データをまとめて取り込んでしまう。アルバムのレイアウトを適度な画像サイズ/表示数に変更して選り分け、工種別アルバムにドラッグ&ドロップすれば能率は格段に上がる。
鏑木所長は、写真に図を書き込める御用達の機能に「非常に便利だと思う」と関心を持つ。測定ラインに線を引いてわかりやすくしたり、黒くて見にくい地盤に目印を付けたり。編集不可が強調される工事写真だが、検査時の説明用写真への書き込みはありだというのが持論。図形描画機能の活用シーンは大いにありそうだ

各技術員が撮影した工事写真は日付ごとに工種を分け、共有サーバに保存する。事務所では十数ライセンスの蔵衛門御用達を導入している。

「銀塩写真の頃、ベテランは紙焼きに白い絵の具で説明用の線やコメントを書き込んだものです」と第6工区京王調布工事事務所所長の鏑木毅氏。


①工事用デジタルカメラ「μ1030SW 工一郎」の工事写真クリアモードで撮影した立坑掘削部。雨粒も映り込まずクリアだ。②ズリ(残土)出し作業をするクローラキャリア。③音声メモがある写真にはスピーカーアイコンが表示される。④重機のボディに貼られたステッカー。⑤⑥京王相模原線の地下化工事は終電後の数時間が掘削工事の本番だ。

  • ※国土交通省の基準を選択した業務や工事の本棚では図形描画機能は利用できない。

工事概要

工事件名
京王線調布駅付近連続立体交差工事(土木)第6工区
発注者
京王電鉄株式会社
施工者
戸田建設株式会社
工期
2004年9月~2012年3月
工事場所
東京都調布市小島町2丁目~同3丁目
工事概要
京王相模原線(品川通り交差地点~京王多摩川駅付近まで)地下化工事、品川通りの立体化(品川仮立体)と品川立坑構築工事

戸田建設株式会社

URL
http://www.toda.co.jp/
本社
東京都中央区京橋1丁目7番1号
設立
1936年
代表取締役社長
井上舜三
主な事業内容
建築/土木その他建設工事全般に関する事業、不動産の売買/賃貸その他不動産全般に関する事業