
ホーム > 製品紹介 > 工事写真用 > 工事写真の現場 > 整理術&管理ポイント!:デジタル工事写真の整理術

現場状況の進捗に応じて撮影する工事写真は、最も重要な品質管理記録のひとつだ。国土交通省で電子納品が開始されて以来、写真の改ざん、容量や枚数の増大への対応など、デジタル写真特有の課題が発生する都度、「デジタル写真管理情報基準(案)」は改定されてきた。工事写真管理ソフトは基準(案)への対応はもちろん、操作性も高レベルであってほしい。ここでは蔵衛門御用達をモチーフに現場ニーズから見た使い方のポイントをまとめた。
TEXT●村井重雄
起動画面で要領/基準(案)を選択すると、あとは選んだ内容に応じたガイドが働き、必要な機能だけが操作できる環境となる。国土交通省の基準を選択した場合には編集機能がオフになる仕組みだ。
インターフェイスは「本棚ビュー」と「ツリービュー」の2種類が用意されている。「本棚ビュー」にはコマンドメニューがなく、マウスの右クリックで表示する。必要最小限の操作でアルバム整理ができ、余分なコマンドがないので操作ミスも防いでくれる。「ツリービュー」はエクスプローラ風の画面と操作性で熟練者向きだ。

蔵衛門御用達を最初に起動すると表示される[工事登録ウィザード]。平成20年5月の国土交通省最新基準(案)にも対応。必要な情報はソフト上で選定できるので、要領/基準(案)を参照しなくてよい。

「本棚ビュー」は初心者に向く。

「ツリービュー」は大量のデータを効率的に扱える。
新入社員が現場で初めて任される業務が写真管理だ。しかし、工事全体の流れがわからない状況では、何をいつ/どこで撮影するのかもわからない。チェックリストで確認しながら撮影する人も多いだろう。
蔵衛門御用達には撮り忘れ防止に有効な[写真整理ツール]がある。工種別アルバムを最初に用意し、空欄を埋めるように撮影すれば、撮り忘れなく納品データを作成できる。上司はネットワーク機能で係員の仕事ぶりのチェックが可能だ。

先に工種別のアルバムを準備してチェックリストとして活用する。写真を埋めながらアルバムを完成させていくので、新入社員でも安心。

細かく分類された工種が登録されており、[写真整理ツール]の該当工種を本棚にドラッグ&ドロップすると、工種名がタイトルのアルバムが作成される。
複数人で写真を管理している現場では、サーバに写真データを保存することが多い。フォルダ管理方法として一般的なのは「日付管理」と「工種管理」だ。国土交通省の「デジタル写真管理情報基準(案)」では写真管理項目に「代表写真」と「提出頻度写真」を選定する必要があるため、整理を前提に考えると「工種フォルダ」の下に「日付フォルダ」を作成したほうが、後の属性付与作業が楽になる。
蔵衛門御用達ではサブフォルダの写真も取り込まれるので、工種写真アルバムが瞬時にでき上がる。

蔵衛門御用達では、フォルダを本棚にドラッグ&ドロップするだけで写真が取り込まれ、フォルダ名のアルバムを作成する機能がある。
写真整理は日常的に行うのが望ましいが、最後にやらざるを得ないこともある。大量写真を扱う際は、日付ごとのファイル検索や工種別の整理作業、属性付けにも労力がいる。数千枚を一気に取り込むとレスポンスも落ちるので、事前に「工種フォルダ」に分けておく。
蔵衛門御用達に工種別の写真を取り込んだ後は、アルバム上で要/不要を判断し、写真情報登録機能やExcel連携機能で属性をまとめて付与する。削除した写真は「削除した画像」アルバムに残るため、間違って操作しても安心だ。

デジタルカメラでは撮影枚数はどうしても増えがちで、写真に属性を付ける作業も大変だ。大量枚数の属性付けは、アルバム単位での写真情報登録機能(左)やExcelと連携した工事写真情報一括登録機能(右)を最大限に活用したい。

削除した写真は「削除した画像」アルバムに保存される。
改ざんされた写真が問題になって以来、電子納品する工事写真は撮ったままの原本で提出することが必須となった。原本性の判断基準は今のところ、デジタル写真の属性情報(Exif)だが、困ったことにちょっとした操作で書き換わってしまうことがある。
蔵衛門御用達9に新たに搭載されたオリジナル画像判定機能は、対応したデジタルカメラ*1で撮影したときにデジタル写真に付与された判定データを判別し、原本性を確認するもの*2。アルバムに取り込んだだけで判定結果が表示されるので、大量枚数の写真でも容易に確認できる。品質確保を追求する技術者にとっては心強い機能だ。

上から「元画像」「Exif情報を編集した画像(日付変更)」でオリジナル画像判定機能を試した。判定結果はアイコンで表示される。