プロの野鳥録音家が語る リニアPCMレコーダーLS-10を使った『野鳥』録音テクニック

上田秀雄 Hideo Ueda
1953年、東京都生まれ。
「ネイチャーサウンド」代表。自然録音家。デジタル録音で野鳥をはじめとし、セミやコオロギなどの昆虫、カエル、コウモリやクジラなど哺乳動物の鳴き声および自然の風景音を収録する。

デジタルカメラや顕微鏡、内視鏡などの光学機器メーカーとして世界的に知られるオリンパスだが、実はICレコーダーの国内シェアは4割を超える。そのオリンパスから新しい録音ツールとして、リニアPCMレコーダーLS-10が発売された。

携帯電話サイズの高音質レコーダー

まず、手に持った印象はまるで携帯電話。手の平にすっぽりと収まるサイズで、単3乾電池2本を含めても重さ165グラムと軽い。内蔵ステレオマイクを使用すれば、あとはほぼ親指だけの操作で高音質の録音ができることに驚かされた。それまで私は録音機をショルダーバッグのように肩から下げ、もう片方の肩には三脚に据え付けた直径60センチのパラボラマイクを担いでいたのだから。

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