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2月にさえずる鳥を求めて
公開日:2008/03/31 ナビゲーター:pika&marmot

小鳥の「地鳴き(普通の鳴き声)」もかわいいけれど、録りたいのはやっぱり「さえずり(繁殖期の求愛及び縄張りの主張の声)♪」。厳冬の2月にさえずる鳥って‥と考えると、うーん、カラ類とカワガラスとイスカぐらいかなぁ。

というわけで、「幸せの青い鳥」ならぬ、幸せの赤い鳥「イスカ」のさえずりを探しに、軽くてかわいいLS-10にミニ三脚を取り付けて(LS-10の裏にはちゃんと三脚用ねじ穴がついています。マイク類は手持ちにするとがさがさ音が録音されてしまうので三脚は必需品です。)、氷点下の八ヶ岳山麓へとおでかけしました。 鳥の声の録音作業は、いつも夫と二人三脚です。ふたり合わせて1人前。録音とパソコンでの音声ファイルの編集は夫の仕事、ホームページの管理をするのは私の役目です。鳥を探すのは二人で手分けして、4つの目と4つの耳で鳥と鳥の声を探します。

ゆっくり、そぉ~っと


録音中の様子

鳥の声は、あまり遠くまでは届きません。録音の基本はとにかく鳥の近くに録音機をセットすること。 鳥が止まっている木の真下に録音機を置くのがベストなので、鳥に逃げられないように、ゆっくり、そぉ~っと近づきます。時々警戒心のない子もいますけどね。
もちろん大声は禁物。さえずる鳥の姿を見つけたら、無言で身振り・手振り、顔の表情を思い切り使って、「あっち」とか「そっち」と方向を指し示して相棒に伝えます。お互いの姿がまったく見えない遠くにいるときにはケータイも。


雪の上の「LS-10」

でもね、深い雪の上にいるときに「今ね、目の前でさえずってる。」と電話をもらっても・・・、すぐには行けません!ひざ上までの雪に埋もれながら必死にラッセルして歩き、息切れしながらたどり着いてみれば、そこには録音を終えて満足そうにニコニコしている夫がいて「あのね、今飛んで行っちゃった」って。がっかり・・・。でも、この時は、イスカのラブソングを録音することができたので良かったです。北風は吹くし、飛行機は飛ぶし、近くの排水溝の音もはいってしまうという状況だったのでノイズが多い(ご容赦ください!)ですが、実は私たちもイスカがこんなにやわらかく甘く歌うのを聴いたのは初めてなのです。独特の地鳴きとか、軽快なさえずりはよく聴くのですが、メスに向かってこんなに小さな声でやさしく歌うのですね。

イスカという鳥


くちばしが交差しているイスカ

さて、このイスカという鳥はちょっと変わり者です。愛くるしい鳥とはいいがたいのですが、なかなかの人気者でRed Crossbillという名前の通り、くちばしが交差しています。松の実を食べやすいからのようです。冬の長野県では比較的会いやすい鳥ですが、会える年と会えない年があります。でも今年はラッキーなことに、夫婦モノに会うことができました。長野県では、春にも秋にも巣立ちっ子をつれたイスカ家族に出会うことがありますから、イスカにとっては一年中恋の季節なのかもしれませんね。

さえずりのシーズン

一般的な鳥たちの恋の季節はやっぱり春。4月下旬からのさえずりシーズンは一年の中で一番ワクワクする季節です。いつもはねぼすけの夫も、この時期の週末ばかりは鳥よりも早く!と3時台には目を覚まして、日の出前の森の中でスタンバイします。今回の録音にはちょっとばかり?忍耐と努力と根性が必要でしたが、LS-10の電池が長持ちしてくれて助かりました。これはありがたいです。

とにかく、春はいいですよー。森をちょっと歩けばさえずりのシャワーの中。森の中全体が録音最適ポイントです。LS-10にミニ三脚を付けて、鳥のさえずりの中に・・・森の中に、お出かけしましょうね!

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