
HOME > 生演奏:記事 > 『Shima&ShikouDUO』の録音会に参加して

CDより高音質で録音できるリニアPCMレコーダーの登場で生録がひそかなブームになっていることはTV番組などを見て知っていたのだが、私がそれを手にし、実際に録音を担当するとは思ってもいなかった。
私は、録音のプロではないが、仕事で商品企画を担当していることもあり、新しいものにはとても興味がある。特にデジモノ(デジタル関係)には目がなく、後先考えずに購入しては(スタパ斉藤さんほどではないが)、いろいろ試して遊んでいる。実は、ICレコーダーも3つほど持っていて会議などに活用しているヘビーユーザー?なのだ。
それを知ってか、友人KからリニアPCMレコーダーを使った生演奏の録音を手伝ってくれないかという相談を受けた。私も“CDを超える高音質”に非常に興味があったのと、お礼に食事をご馳走してくれるというので承諾した(レビュー記事まで書かされるとは思っていなかったが)。さすがにぶっつけ本番は嫌だったので、事前に用意してもらい、操作方法の確認をした。
収録場所は、下北沢にある音楽スタジオ。現地にてKと待ち合わせた。そういえば、音楽スタジオなんて何年ぶりだろうか。学生時代は、80年代バンドブームということもあり、仲間とバンドを組んで練習のためによく通ったものだ。場所は違うが、なんだか懐かしい気分になりちょっとワクワクしてきた。また今回演奏してくれるのは、なんとタワーレコードのJ-JAZZチャート1位を獲得するほどの人気を誇るミュージシャン、Shima&ShikouDUOのお二人。トランペット&フリューゲルホーン担当の島祐介さんとピアノ担当の伊藤志宏さんのインストゥルメンタル・デュオなのだ。

Shima(島祐介)さん
5分ほど待っているとお二人が登場。さすが、一流のミュージシャン、オーラが違う! 緊張の中、挨拶を済ませ、準備を開始。録音はもちろん最高音質の24bit /96kHzでマニュアル設定。音の強弱をきちんと録るためにリミッターもOFFにした。これで準備は万全、録音スタート。ところが、曲の途中でフリューゲルホーンからトランペットに変わるところで想像以上にトランペット音が大きすぎ、レベルメータが振り切れてしまった。
そこで、録音レベルの調整ボリュームを若干下げテイク2。今度はいい感じ。録音した音をお二人に確認してもらったところOKとのこと。高音が非常に良く上品な感じが出ていると評価をもらい一安心。ここまで簡単に、そして高音質に録れたのは「LS-10」のおかげなのだが、私もちょっと誇らしげになってしまった(笑)。Shimaさんは元々エンジニアだったらしく、製品の仕様について興味津々。Shikouさんも”これなら使ってみたいなぁ”という好印象をもって頂けたようなのでKの面目も保ったのではないか。

Shikou(伊藤志宏)さん
「LS-10」を使ってみて、一番の印象は、高音質であることはもちろん、コンパクトで操作は非常に簡単だったということ。再生する環境によってしまうが、CDより高音質であるというのはうなずける。録音する位置や設定を追い込んでいけば、もっと良い音で録れるであろう。ただ、難点を挙げればマイクスタンドなどを使って高い位置に設置した場合、操作が大変なのと操作音が入ってしまうのでリモコンが欲しいところだ。
うーん。わたしも仲間を集めてバンドを再開しようかなぁ。