
ホーム > イベント&キャンペーン > イベント > ギャラリー開催 過去の写真展 > 豊永和明写真展「宵ノ華 firefly&fireflower-蛍華と華火-」

今回の写真展では、淡い光を放ちながら闇を舞う蛍の光跡と華々しく宵を彩る花火を心赴くままに戯れながら撮影し肉眼では見ることのできない世界を表現した作品を展示します。
蛍の光は、蛍同士の会話のようなものだと聞いたことがありますが、その光の言葉たちを長時間露光で撮影すると、写し出された光跡は美しいラインとなります。そんな乱舞する光跡の情景を撮っていたある日の夜に思いつきで花にとまる蛍の光で花を撮影してみると、こちらの意思とは関係なく動き照らされた花は肉眼では見ることの出来ない淡く幻想的な宵に咲く華として浮かび上がりました。これが蛍華シリーズの始まりとなり、現在では花だけではなくガラスなどを被写体として蛍の光を照明代わりに撮影しています。撮影に付き合わされる蛍たちは迷惑かもしれませんが、このコラボは実に楽しくシーズン中は、連日連夜、蛍と戯れています。
花火も長時間露光しなければ撮れない被写体ですが、こちらも花火の撮影中に思いつきでピントリングを動かしてみると肉眼では見ることの出来ない華が液晶モニターに咲いたことがきっかけで始まりました。それから、一瞬で散る花火とは全く違う宵の空に広がる華火を残したいと思い試行錯誤しながら撮影を続けています。敢えてどの様な花火が打ちあがるのか事前に調べないまま、打ち上がる短い瞬間に色や形・大きさ・動き・打ち上がる位置を判断して絞りやシャッター速度を設定し独自の撮影法で撮影しています。そこから偶発的に生まれる華火の造形は面白く、通常業務で撮影する商業写真とは違う魅力の虜になっています。
今回の作品は、全てデジタル一眼レフカメラでの撮影ですが、色調等を整える程度で合成などの画像加工は致しておりません。
蛍華と華火。
双方とも二種の光が織り成す動きと色彩、そして私のイメージとが結びついて咲いた宵の華達です。
ぜひ、不可視な宵の世界をお楽しみください。
出展数:60点
(c)豊永和明
1973年生
熊本県在住帰郷後、改めて感じた熊本の自然の豊かさに魅了され独学で写真家としての活動を始める。撮影業務並びに印刷デザインなども携わり地域に根ざした営業をする傍らファインアートな写真表現を模索している。
日本広告写真家協会(APA)正会員 熊本県文化懇話会 写真部門 会員